電気工事 金属管加工用ベンダー
どちらも金属配管加工に必要な工具ですから、すでにお持ちの方も多いと思いますが、まだ持っていなかったり壊れて買い替えを考えているならご覧ください。
電気工事では、E、C、G管などを使っての金属管加工も頻繁に行います。
特に露出配管や電気室内での配管、そして二重天井内での配管など、さまざまな場面で金属管を使った配管作業が行われています。
その際に、アール曲げやS字曲げなどの加工を施す必要に迫られると思いますが、そんなときに必要となるのが、ここで紹介するハイヒッキーとハイベンダーです。
どちらも金属管加工に使うという点では同じなのですが、その使い勝手はまったくの別物です。
ハイヒッキーのほうは、従来からあるコンジットベンダーと呼ばれるもので、管材加工部分が小さく、細かく曲げ加工を行うことで思い通りの曲げ加工を行うことができます。
しかし、使いこなすにはそれなりの経験が必要となり、最初は思い通りに曲げるどころか、曲げすぎて金属管を変形させてしまったりして、失敗の連続だと思います。
が、しかし、ハイヒッキーでの曲げ加工をマスターしなくては、金属管を使った配管作業は出来ませんから、電気工事士としては必須のテクニックですから、必ずマスターする必要があります。
それに引き換え、ハイベンダーのほうは簡単にアール加工が出来るので、誰が行っても同じアールを作ることができます。
但し、曲げ半径は一定ですから、細かな加工には不向きです。
ですから実際の現場では、両方を上手くミックスさせて使いながら効率よく金属配管作業を行います。
簡単なアール加工の際にはハイベンダー、細かな細工が必要なときにはハイヒッキーといった具合です。
ですから、どちらか片方だけを持っているだけではダメなのです。
とは言うものの、ベテランの電気工事士さんに掛かれば、ハイヒッキー一つで完璧な配管を作り上げる方も多いですから、そのような方にはハイベンダーは必要ないでしょう。
でも両方用意しておいたほうが私は効率的だと思います。
パナソニック(Panasonic) |
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ハイヒッキーを紹介しました。
電気工事士として必須の曲げ加工を行うのに必要なものだし、練習の意味でも絶対に持っておいてください。
パナソニック(Panasonic) |
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ハイベンダーは、見て分かるように金属加工部分がアール状なので、簡単に曲げ加工ができるので、ベテランでも新人でも仕上がりにバラツキが出ず、きれいな配管ができます。
最後に厚鋼管などの曲げ加工に使う油圧ベンダーを紹介しておきます。
マクセル泉(IZUMI) |
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マクセルイズミ(maxell IZUMI)の油圧ベンダーヘッドと専用手動油圧ポンプを紹介しました。
社名こそ変わりましたが、製品の信頼性は、電気工事士のみなさんならご存知でしょうし、揺るぎないものがあります。
続いて、曲げ加工の要となるシュセットを紹介しておきます。
マクセル泉(IZUMI) |
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これで、すぐに現場で使えるようになったので、後は現場で思う存分使い倒すだけです。
油圧ベンダーも高価な物ですから、必要なければ、今すぐ揃える必要も無いと思いますし、最近では、これらの工具も安物の中国製が横行しているようです。
でも私は、敵に塩を送るようなものなので、このサイトでは紹介しません。