電気工事 ケーブルリール
ケーブルリールは、市販の定尺VVFケーブルなどを簡単に引き出し、配線作業を効率よく行うのに使うものです。
電気工事で大きなウエイトを占めるのが、VVFケーブルを使っての屋内配線作業です。
VVFケーブルは100m巻きの定尺物を使用するのが一般的ですが、100m巻きのVVFケーブルをそのまま引き出すとVVFケーブルが螺旋状になり、配線したときに、ヨレてしまって見た目が悪くなりますし、電気的にもあまり好ましいものではありません。
ですから、配線するときに必要な長さを取って、伸ばしてから配線するものです。
しかし、この作業も簡単なようで、けっこうな時間が掛かるもので、その間まったく配線作業は進まないことになってしまって、とても非効率的です。
そこで使うのが、ここで紹介するケーブルリールというわけです。
ケーブルリールを使えば引出すだけでケーブルは真っ直ぐに出てきて、螺旋状になることもありませんので、配線したあともヨレも無くきれいな配線となり、見た目もきれいで電気的にもとても好ましい状態にすることができます。
ただ引出すだけですから、VVFケーブルを延ばす手間がなくなる分、無駄な時間がなくなりますからとても効率よく作業することができます。
小さな建物なら、引出す長さもたいしたことはありませんのでさほど気にもならないでしょうが、1系統の長さが長いときはとても手で伸ばすなんてことはやってられません。
ですから、配線作業を行うときはケーブルリールが必要だと思います。
これが、VVFケーブルもケーブルドラムに巻かれたようなものだったら、ドラママワールなどを使うのですが、定尺物の場合はそんなわけにもいきませんし、最後まできれいに引出そうとすれば、ケーブルリールを使うのがもっとも効率的だと思います。
ですから、多くの電気工事士さんが現場で使用しているのだと思いませんか。
まだ使っていないのなら、この機会に使ってみてください。
デンサン(DENSAN) |
ジェフコム(JEFCOM) |
育良精機(IKURA) |
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ジェフコム(JEFCOM)と育良精機(IKURA)のケーブルリールの紹介でした。
価格だけなら、育良精機(IKURA)でしょうが、私が使った感想から言えば、断然ジェフコム(JEFCOM)のVB-4450が使いやすいと思います。
なぜなら、ブレーキ付で余分な引出をストップせいてくれるので、次に使うときもすぐに使えて効率的だからです。
デンサン(DENSAN) |
デンサン(DENSAN) |
デンサン(DENSAN) |
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ここまでが本格的なケーブルリールですが、このほかに簡易的なケーブルリールもあるので、それも紹介しておきましょう。
マーベル(MARVEL) |
マーベル(MARVEL) |
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見てもわかるように、作りも単純でブレーキ機能なども無く、シュリンプ包装されたVVFケーブルを使ってると、残量が少なくなり重量が軽くなると、本体ごと動いて最終的には手で引出さなくてはならなくなるので、本当に簡易的な使い方しか出来ません。
そのわりには、けっこういい値段するんだよな。
┐( ̄。 ̄)┌
次もマーベル(MARVEL) のケーブルリールです。
マーベル(MARVEL) |
マーベル(MARVEL) |
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マーベル(MARVEL) のケーブルリールなんだけど、ほとんど使ったことがないので、何とも評価のしようがないので、みなさんで判断してください。
強いて言うなら、E-9126には、興味がありますね。
でも実際、買うかとと聞かれれば、考えてしまいます。
( ' へ ' ;) う~ん…