電気工事 ケーブルストリッパー
幹線工事などでは、各種ケーブルを多用しますし、端子上げなどの際の被覆剥きも大変ですから、便利なケーブルストリッパーを使いましょう。
電気工事ではさまざまなケーブルを使います。
屋内配線などではVA、OP、VCTFなどなど、また引き込み幹線や送り幹線などでは、SV、CV、CVTなどなど用途に合わせて、適切なケーブルをチョイスして使用します。
いずれもシースと呼ばれる絶縁被覆に覆われていて、ジョイントや盤接続の際にシースを剥がさなくてはなりません。
でもこれがけっこう面倒な作業で、1本2本なら電工ナイフを使って行ってもさほど苦になりませんが、束になっていたらもう大変です。
仮にそんな状況で、電工ナイフを使って全ての被覆を剥がそうとすると、指は痛くなるし最後には攣りそうになることも…
みなさんも、こんな経験をしたことがあるんじゃないですか。
私もかつて会社務めだった頃、社長がケチで工具を買ってくれなかったので、仕方なく自分で購入して使っていましたが、こんなものくらい作業員一人一人に、
配布すべきものだと思いませんか。
ですから、私は独立開業を機に、まとめて購入して、いつでも使えるように用意するようにしています。
事務所に置いておけば、必要なときに持ち出せますし、仮に使用日が重なっても問題ありませんからね。
腰周りの工具は、自分のものですから、ダメになったら買い替えるなりするのは仕方ないにしても、現場作業に必要な工具は会社が用意すべきものですし、その工具が有ることで作業時間が短縮され、結果的に経費の削減に繋がれば問題ないわけです。
なんと言っても、現場経費で一番ウエイトを占めるのが人件費ですから、その削減ができるんだったら小さな工具くらい、すぐに元が取れておつりがくるでしょう。
そう考えれば、工具なんて安いものです。
でも、こう考える社長や親方って本当に少ないようですね。
ですから、みなさん個人で購入しいる方も多いようです・・・
でも、そうして少しずつ工具を揃えておけば、独立開業するときには初期投資が少なくなりますから、物事はポジティブに考えていきましょう。
ということでここでは、いろんなケーブルストリッパーを紹介しておきますので、みなさんの使いやすいと思うものを選んでください。
デンサン(DENSAN) |
デンサン(DENSAN) |
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デンサン(DENSAN)のケーブルストリッパーの紹介だけど、こんなの今更、紹介するまでもなく知ってるでしょうし、使い方も紹介するまでもないでしょう。
でも、もし使い方を知りたいという方がいらしたら、こちらが参考になります。
⇒ 実践 電気工事
続いて、ほかのメーカー品も紹介しておきます。
マーベル(MARVEL) |
マーベル(MARVEL) |
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マーベル(MARVEL)のケーブルストリッパーだけど、あまり使っている人を見かけません。
独特の形状で、私も使ったことが無いので、コメントの書きようがないので、みなさんで判断してください。
続いて、ほかのメーカーも紹介しますが、どれも使い方は、同じようなものなので、どう思うかだけだと思います。
ロブテックス(LOBSTAR) |
クニペックス(KNIPEX) |
VESSEL(ベッセル) |
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ここまでは、一般的なケーブルストリッパーだったけど、次は、ちょっと変ったタジマツール(tajima)のムキチョッパという、挟み型のケーブルストリッパーを紹介します。
タジマツール(tajima) |
タジマツール(tajima) |
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このタジマツール(tajima)のムキチョッパも、私は使ったことが無いし、よその電気屋さんが使っているのをチラッと見た程度だから、コメントは控えておきます。
みなさんの知り合いで使っている人がいたら、使い勝手などをリサーチしてから、選ぶことをおすすめします。
最後に最近買って使ってるマーベル(MARVEL)のケーブルストリッパーを紹介しておきます。
マーベル(MARVEL) ケーブルストリッパー MC-6014 |
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これは、腰袋に入れて歩けるサイズのもので、IV・CV・CVTなどの被覆剥きが簡単にでき、適応サイズも14s~60sqまでと、比較的よく使うサイズなので、戸数の多い集合住宅の仕上げなんかの時には、本当に便利です。
電気工事には、どれか持っておくべきでしょう。
効率的に作業ができますからね。