建築現場でよく見かける光景の一つが不要部分を取り除くために行われる斫り作業です。
コンクリートの打設がある程度進むと、各内装関連業者がそれぞれの作業を行うために現場にやってきます。
そして、作業ヶ所に不要なコンクリート部分が有ったりすると、作業を円滑に行うために不要部分を斫る作業を行いますが、その時に多く使われるのが、ここで紹介する電動斫りハンマなのは、現場で作業してるみなさんならよ~くご存知だと思います。
躯体や構造に関わる部分の大掛かりな斫り作業には、専門業者が呼ばれて、大型のエア式削岩機を用いて、大きな音をたてながら、大掛かりな斫り作業が行われます。
それに比べて、部分的に行う小規模な斫り作業には、小型で取り廻しの良い電動斫りハンマが用いられるのが一般的です。
電気工事の中では、埋設管の詰まり解消のための補修作業なんかで、斫り作業を行ったり、追加で設けることになったコンセント等々の配管やボックスを埋め込むために壁やスラブを斫ったりと、何かと電動斫りハンマを使うものです。
それだけに電気工事を行うのなら、必ず持っておかなくてはならない電動工具のひとつだと思います。
電動斫りハンマは、コンクリートの斫り作業だけでなく、ちょっとした地中埋設配管時の掘削作業に使ったり、自立盤設置場所を平らにするために行うスケーリング作業なんかにも活用するので、活用範囲が広く、無くてはならない電動工具だと私は思いますので、こちらで使い勝手の良いものを紹介しておきますので、みなさんの作業内容に応じた電動斫りハンマを選んでください。
マキタ(Makita) |
マキタ(Makita) |
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マキタ(Makita) |
マキタ(Makita) |
マキタ(Makita) |
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マキタ(makita)の電動ハンマですが、よく現場で見かけるのは、上段の二つだと思います。
電気工事で使うにしても手頃で使いやすいので、多くの職人さんが使っています。
下段は、ちょっと本格的な斫り作業の多い時に使うと作業効率が良く便利ですが、電気工事でそんな場面は少ないので、どちらかというと設備屋さんなんかが多く使ってる印象ですね。
ボッシュ(BOSCH) |
ボッシュ(BOSCH) |
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斫り工具として現場でもよく見かけるボッシュ(BOSCH)の電動ハンマを2台紹介しました。
比較的低価格なので、使う人が多くなっている印象があります。
ハイコーキ(HiKOKI) |
ハイコーキ(HiKOKI) |
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ハイコーキ(HiKOKI) |
ハイコーキ(HiKOKI) |
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ハイコーキ(HiKOKI)の電動ハンマの紹介でしたが、旧日立工機時代から、電動工具として人気の高いメーカーですから、数多くの方が使っておられますので、製品に対する信頼性は申し分ありませんし、アフターサービスもしっかりしてるので、故障しても安心です。
ここからは、私個人の印象ですが、全体的にごっつい感じがして他社のものに比べて、若干重い印象があります。
その分、頑丈に作られてるとも言えるのですが、長時間持ち上げて使うには、ちょっと・・・
体力的に自信がある方なら、問題ないでしょうから、後はみなさんで判断してください。
最後に斫り機でよく使うブルポイントとスコップを紹介しておきます。
ボッシュ(BOSCH) |
マキタ(makita) |
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清水製作所(Rakuda) |
マキタ(makita) |
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コンクリートを斫るのに必ず必要なのが破砕用のブルポイントですが、すぐに先端部が丸くなってしまうので、あまり高いものは使いたくないというのが本音ですから、なるべく手頃なものを探しておきました。
一方電動ハンマ取付用のスコップは、ちょっとした地中埋設工事にあるととっても便利なので、私は常に電動ハンマのケースに入れてあります。
持ってると断然作業が楽になるので、是非みなさんも使ってください。