家庭用エアコンの取付工事でよく行われる施工方法として保護テープを巻きつける方法がありますが、そのほかにエアコンダクトを使ってスッキリ納める方法があるのはご存知だと思います。
エアコンダクトを使う方法は、冷媒管の断熱材やドレンパイプなどの劣化を防ぐ意味もあり、その効果は保護テープよりはるかに上です。
保護テープ巻きの場合、保護テープそのものが雨や紫外線の影響で劣化して年数が経過すれば保護テープ自体がボロボロになり、中の冷媒管の断熱材やドレンパイプがむき出しになり、経年劣化が加速され、徐々に冷暖房能力が低下して、余分な電気を使うことになり、電気料金が少しずつ高くなって、ランニングコストが嵩むことになります。
その点エアコンダクトであれば、冷媒管や雨水の影響を直接受けることが無いので、経年劣化による断熱効果等の低下も抑制することができますので、ランニングコストの上昇も低く抑えることができます。
しかし、メリットばかりではなく、もちろんデメリットもあります。
まず最大のデメリットは、取付工事費の上昇が挙げられます。
この点は施工するお客様の了解が必要になりますので、丁寧な説明が大切になります。
しかし、いくら丁寧な説明を行っても、お客さんからの依頼が無ければ勝手に行うことはできませんので、まあそれはそれで仕方ないと諦める以外方法はありません。
ここまでは劣化を防ぐ効果についてでしたが、このほかにエアコンダクトには建物の美観を損ねないような効果もあり、お客さんは、こちらの効果を重んじられるようです。
この傾向は建築会社や設計なども美観だけを考えてエアコンダクトを使った施工を依頼してくることが多いのもまた事実です。
エアコンダクトの施工では、適切な長さにカットして使わなくてはならないので、そのための切断道具が必要となるのでこのページでダクトカッターを紹介しておきます。
仮にダクトカッターが無かったら、塩ビ鋸や金鋸を使って切るしか方法はありません。
しかしこれだと、切断した後には切りカスが残ってしまって、最後に丁寧に掃除しなくてはならなくなり、作業時間が長くなってしまいますし、切断面も汚いですし、真っ直ぐに切れないこともあり、中々思うように作業が進まないことになってしまいがちです。
でもダクトカッターなら切りカスも出ないし、鋏で切るようなものなので、ほぼ真っ直ぐに切ることができるので、作業にロスがありません。
ですから、エアコン工事を行うときにはダクトカッターを携えておき、いつでも使えるように準備しておきたいものです。