エアコンの点検に必要なリークテスタ(ガス漏れ検知器)を紹介しています。
エアコンのトラブルの中で多いのが、
「冷暖房が効かない」というものです。
その冷暖房不良の原因の多くは、冷媒ガス抜けによる冷媒不足です。
本来、エアコン取付工事を行った際に、真空作業を確実に行っておけば、そのときに確認できるので、ガス抜けなど起こらないはずなのですが、完璧に真空作業や確認作業を行ったとしても、ガス抜けが発生する場合があります。
その多くは、室外機の向きを少し変えるなど、室外機を動かしたことが原因で、接続部分に無理な力が加わり、フレアの密着度が下がって、そこからガス漏れを起してることが多いです。
当然、冷暖房不良ですから、機械的な不良の場合もありますし、ここで紹介しているようなガス抜けの場合もあり、点検準備として、エアコンの取付工具一式とチャージングスケール、冷媒ガスなどを携えて、お客様宅に伺うことになります。
それと共に、今回紹介するリークテスタ(ガス漏れ検知器)も持っておくべきだと私は思います。
先にも書いたようにエアコントラブルでは、ガス漏れの比率はかなりあるので、それを的確に確認することで原因箇所を特定し、問題を解消して、新たに冷媒ガスを注入する必要があるので、まずガス漏れ箇所を特定しなくては、どこを直せばいいのかすらわからず、手を付けられない状態になってしまうので、リークテスタは絶対必要だといえるでしょう。
簡易的なガス漏れ検知液などもありますが、これは、フレアの接続部分のガス漏れを検知するものであって、ガス漏れ箇所を特定することは出来ませんので、点検などではほとんど役に立ちません。
ガス漏れはどこで発生するかわかりませんし、ひょっとすると機械内の配管部分で発生してるのかもしれません。
そんな時でもリークテスタなら反応してくれますので、無駄な作業をすることもなくなり、素早い原因究明に繋がるので、お客様に対しても適切な説明ができ、メーカー修理を行うかの判断にも繋がると思います。
ですから、エアコン工事を行うのであれば、ぜひ持っておいていただきたい計測機器だと思います。
タスコ(TASCO) |
アサダ(ASADA) |
フソー(FUSO) |
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上の3点は、最新のR32冷媒ガスにも対応してる製品です。
冷媒ガスも種類が多くなりすぎて、検知器選びの際は対応ガスの確認が不可欠ですから、みなさんが扱う機種の冷媒ガスの種類をしっかり確認してから購入してください。
上記の機種はリークテスタの中では手頃な価格帯のものですが、それでも数万円するものですから、せっかく購入しても冷媒ガスに対応していなければ、何の役に立たず無駄になってしまいますからね。
次は、そのほかの主だったものを紹介しておきます。
タスコ(TASCO) |
タスコ(TASCO) |
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タスコ(TASCO)の製品を紹介してましたが、現状、対応ガス表示にR32は確認できませんでしたので、反応するのかどうかについては、メーカーカタログなどで確認してください。
基本的にR410aも同じ種類の冷媒ガスだから、おそらく反応すると思ううけど確認したわけではないので、こちらの製品については、しっかりと対応ガスの確認を行ってください。
★リークテスタ選びで、大切なこと★
リークテスタを選ぶときには、交換用センサーなどがあるかどうかを確認してください。
中には、付属センサーのみで、交換用センサーが用意されていないものもるので、その場合、使い捨てになってしまいます。
因みに私は、FUSOの製品を使っています。
価格もリーズナブルで使いやすくて高性能だから、けっこうお気に入りなのでみなさんにもおすすめしておきます。
エアコン取付作業の基本的な作業手順を知りたい方は、下記サイトが参考になると思います。