電気工事 圧着工具 ハンドプレス
電気工事では、ケーブル接続作業は、不可欠ですし、接続方法が変れば、使う工具も変ってきます。
電気工事士が使うプロ用の圧着工具の中でも、ハンドプレスは最もポピュラーなものです。
最近ではWagoコネクターに代表されるような差込型コネクタが多く使われるので、屋内配線などではあまりハンドプレスを使わなくなりましたが、まったく必要ないかと、問われるとそんなことはありません。
接続箇所によってはハンドプレスを用いる必要があるので、今でも手放すことのできない工具の一つです。
今紹介したようにリングスリーブ用ハンドプレスの使用頻度は下がりましたが、家庭や企業などの電気の使用量の増加と共に、幹線ケーブルなどの大型化が進み、それに対応するハンドプレスの使用頻度は逆に上がっています。
小さな住宅だったら、かつては14sqくらいのケーブルでよかったものが、今では22sqは当たり前で、中には38sq以上が必要な住宅も珍しくなくなりました。
このように、一般家庭でも電化製品が増えるにつれ、電気の使用量も多くなってきました。
もちろん、分電盤なども回路数が増え、使用機器によって細分化した回路設計が必要となっています。
また、最近では電気自動車の充電用コンセントの新設や、スマートハウスなど、さまざまな電気の供給方法が出てきて、電気工事士もその技術に対応するために、日々勉強が欠かせない状況です。
さりとて、どんなに電気の供給方法が変ったとしても、基本的な電気工事の方法に変りはなく、配線、接続、電気の供給という流れは変りませんので、各種のケーブルの接続のための工具などは必要不可欠なのです。
そんな電気工事に必要不可欠な各種ハンドプレスを紹介しておきますので、みなさんの必要なものをお探しください。
マーベル(MARVEL) |
マーベル(MARVEL) |
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このハンドプレスは、裸圧着端子やB及びPスリーブの圧着に用います。
幹線ケーブル用のハンドプレスだと考えればいいですね。
小規模な住宅程度なら、これらのハンドプレスだけでも、電気工事をすることができるでしょう。
マーベル(MARVEL) 圧着工具 ハンドプレス |
マーベル(MARVEL) 圧着工具 ハンドプレス |
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ロブテックス(LOBSTAR) |
ロブテックス(LOBSTAR) |
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ホーザン(HOZAN) |
ホーザン(HOZAN) |
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これは、VVFケーブルなどをジョイントするときに使うハンドプレスです。
特に中・小専用は、電気工事士試験でも使えるものだし、実際の電気工事でも活用頻度は高いと思います。
マーベル(MARVEL) |
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マーベル(MARVEL) |
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これは、絶縁閉端子や絶縁被覆付端子などに用いるものです。
リングスリーブ用などと違い、圧着ではなく絶縁被覆を傷めないように圧縮するので絶縁不良などの心配がありません。
制御盤への接続工事などでは必需品だと思います。
このほかにも圧着部取替式の簡易なものもあるけど、実用性を考えると私は現場では使えないと判断しますので、ここでは紹介はしませんが、気になる方は探してみてください。